5月にビットコイン(BTC)が23,800ドルまで値を下げた価格調整にもかかわらず、機関投資家は仮想通貨への信頼を失っていないようだ。

2021年2月に立ち上げられたパーパス・ビットコイン上場投資信託(ETF)は、過去5日間(取引日)で一貫して資金流入が続いている。グラスノードのデータによると、同ファンドの保有資産は火曜日時点で43,701.7BTCまで増加した。これは過去最高の水準だ。

注目すべきは、カナダの現物ビットコインETFが木曜日に2,006BTC、火曜日に2,780BTCを購入していることだ。

この資金流入は、機関投資家が再び仮想通貨に投資するという短期的トレンドと一致しているようだ。コインシェアーズのデータによると、デジタル資産関連の投資商品は先週8700万ドルの流入があり、ビットコイン商品はそのうち6900万ドルを占めた。

このニュースは、先月の市場崩壊によるデジタル資産の流出から回復を示しているようだ。5月24日の週には機関投資家向けファンドから総額1億4100万ドルの流出があった。これは2021年7月以来の高い流出額となった。