カナダのウォータールー大学の研究者らは、電気自動車(EV)充電システムの信頼改善にブロックチェーン技術の活用が有効だと提案している。科学ニュースサイトEurekAlertにリリースが掲載された。

一般に、EV充電サービスプロバイダーは、充電ポイントを設置できる土地の所有者と連携して運営する。電気自動車の所有者は、費用を払ってそれを使用。その支払いをサービスプロバイダーと土地所有者とがシェアする構造だ。

しかし現在のこの仕組みでは、土地所有者は電気が十分に利用されることを「信頼」するほかに保証はない。また同様に、EV所有者も過剰に請求されないと「信頼」するほかない。

しかしながら、まだ極めて新しい分野の産業であることから、この「信頼」が確立されていないのが事実だ。

そこでブロックチェーン基盤のプラットフォームを使うことで、すべての参加者がデータにアクセスでき、データが改ざんされていないことを確認できるとしている。

研究者は、実際にEV充電のサービスプロバイダーと協力して調査を実施。調査から、研究者らはシステムにブロックチェーンを取り入れるのに3つの段階が必要だと指摘している。

第1段階では、当時者らと信頼問題を一致させ、第2段階で、信頼問題を軽減する最小限のブロックチェーンソリューションを構築する。この際には、既存のインターフェイスを厳密に再現し、変更を最小限にするべきだとしている。そして第3段階で、レガシーシステムとブロックチェーンのハイブリッド型から完全に分散型のビジネスモデルへと段階的に移行するべきだという。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版