ITバブル後のナスダックとの「興味深い類似性」、仮想通貨ビットコインは右肩上がりの上昇となるか？

前日に7500ドルを回復したビットコイン（BTC）だが、今後どのような値動きを示すのか。ツイッターの仮想通貨トレーダーの間では、米株式指数ナスダックとビットコインとの類似性に着目する「理論」が出ている。

仮想通貨トレーダーのBitcoin Jackは、ドットコムバブル後のナスダックのチャートと、17年末に2万ドルの最高値後のビットコインとの類似性に注目している。

ナスダックは2000年のドットコムバブルが崩壊したに急落。その後、株価は回復していったが、2008年のリーマンショックで再び急落。リーマン後は右肩上がりの回復を示し、ドットコムバブル時の最高値を更新した。

Bitcoin Jackは、ビットコインのチャートがナスダックと類似していると主張する。

ドットコムバブルにあたるのが2017年末の2万ドルの最高値だ。そして、2008年のリーマンショックに当たるのが、3月に起こった仮想通貨相場の暴落だ。もちろんタイムフレームは異なるが、フラクタル的な分析では、チャートの構造が同じであれば、タイムフレームは関係なく同様の結果となる可能性が高いという。

「これまでのところ、教科書的なV字パターンだ」とCrypto Jackは主張している。仮に彼の理論が正しければ、ビットコインはリーマン後のナスダックのように長期におよぶ上昇局面に入ることになる。

この理論通りとなるかは定かではないが、Bitcoin Jackは「歴史は正確には繰り返さないが、しばしば韻を踏むことはある」と語り、興味深い類似点があることに留意するべきだと主張している。

足元では小幅な値動き

25日の仮想通貨相場は小幅な値動きとなっている。前日に7500ドルを突破したビットコイン（BTC）は、ほぼ横ばいとなっており、足元では7510ドル前後で取引さている。イーサ（ETH）も前日比0.5％安の187ドル台で推移、XRPは1.4％安の0.193ドルとなっている。

アルトコインの中ではコスモス（ATOM）のパフォーマンスが際立っている。前日比で9.7％高となっており、10％近い上昇だ。

出典:Coin360 11:40時点