フェイスブックが中心となって手がける仮想通貨リブラ専用のウォレット「カリブラ」が名称をノヴィ(Novi)に変更すると発表した。
ノヴィの開発企業はノヴィ・フィナンシャルでフェイスブックの子会社。カリブラ同様にフェイスブックからは独立して運営される。リブラと同じ時期にノヴィも立ち上がる予定だ。
ノヴィはコインテレグラフに対してカリブラから名称変更をした理由を次のように話した。
「リブラとカリブラを昨年6月に発表した時、我々はデジタルウォレットとしてのカリブラがグローバル決済システムであるリブラにリンクされていることを証明したかった。2つのブランドは世界経済へのアクセスを拡大するという同じビジョンに基づいて誕生した。しかし、カリブラとリブラの聞こえ方があまりにも似ているため、混乱する人が多かった。だから、2つを分ける必要が生じた」
フェイスブックのメッセンジャーやワッツアップとの連動以外に独自のアプリが誕生する。政府発行のIDやその他詐欺防止機能が導入されることになる。
「最初は限られた国でのローンチになる。クロスボーダー(国をまたいだ)送金を瞬時に安全にそして隠れた手数料なしで行えるようにする」
名前は変わっても「利用可能な金融サービス提供によって世界中の人々を助ける」というミッションは変わらないとしている。
翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン