14時時点のカナダ円は82.11円と12銭ほどの円安となっている。

メキシコのロペスオブラドール大統領がUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)に関して、「まもなく米国が決定するものと期待」と述べたことで、カナダドルが上昇している。

トランプ政権と下院民主党は、USMCAを巡り合意目前との報道もある。米ウォールストリートジャーナルの記事によれば、米下院民主党とライトハイザー米USTR代表が、USMCAの米議会通過に向け合意に近づいているようだ。

また、本日正午から米国とメキシコ・カナダの交渉担当者がメキシコ市で会合を持つとも報じられている。

6日に発表になった11月カナダ雇用統計は、予想の1万人増から7.12万人の減少。失業率も5.5%予想に対し5.9%と4ポイントも上回った。この結果を受けて6日は大きく下落したが、本日はUSMCAのニュースでリバウンドとなっている。

カナダ円テクニカル分析と相場

今日のカナダ円予想レンジ 82.0~83.0円

雲の上限や転換線が上値の抵抗ラインになりそうだ。ただ、USMCAの進展があれば上値追いになり、83円を目指す展開になるだろう。