ビットコインは6月11日のアジア圏の取引時間中に6万8000ドルを下回った。さらなる価格下落に対する警戒感も出ている。

ビットコイン価格の弱さ
トレーディングビューのデータによると、ビットコイン(BTC)は3%下落し、ビットスタンプで6万7320ドルの安値を記録した。
ビットコインの強気派は6万9000ドルの重要なサポートを守ることができず、取引所オーダーブックの薄い流動性の中で下落を防ぐことができなかった。前日、トレーディングリソース「マテリアルインディケーターズ」の共同創設者であるキース・アラン氏は、入札の不足がビットコイン価格の強さに対する警告サインになる可能性があると指摘していた。
「確かにここにはいくつかの段階的なビッドサポートがあるが、極端な集中はない。正直に言えば、6万ドルまで下がってもそれほど厚いとは言えない」と、アラン氏は最新のYouTubeでのべた。同氏は、世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスのBTC/USDTペアのオーダーブック流動性を添付した。

その後のXの投稿で、マテリアルインディケーターズは、最新の下落によりビットコインが6万9000ドルのサポートを失い、21日移動平均線という重要な短期トレンドラインも無効になったと指摘した。「21日移動平均線と6万9000ドルのR/Sフリップのサポートは無効化された」と言い、「この動きは終わっていない。実際、(FRB議長)ジェローム・パウエル氏のコメントがある水曜日と経済報告がある木曜日まで、このクジラのゲームが続くと予想している」と語った。

今週のビットコインと仮想通貨の価格動向に影響を与える主な要因は、米国のマクロ経済データである消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)、そして連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定とジェローム・パウエル議長の記者会見だ。
人気トレーダーのスキューは「興味深い数日が待っている」と強調する。

ビットコインのサポートは?
一方、別のトレーダーでありコメンテーターのクレディブル・クリプト氏は、下落の結果が6万ドルへの急落ほど劇的ではないかもしれないと市場分析で主張した。
大口トレーダーによって市場から流動性が追加され、ビットコインへの需要が強気派を6万5000ドルよりも下回ることを防ぐ可能性があるという。
「我々は、低いタイムフレームでも、各下落時に現物吸収が継続している」と、X投稿で書いている。クレディブル・クリプトウジは、ビットコインが反転し始めた際に7万2000ドルの直上のレジスタンスが「即座に引き下げられた」と指摘した。「レンジの安値と6万2000ドルから6万5000ドルを前にして、ここから反転する可能性はどれくらいあるか?私はかなり可能性が高い思う」と結論づけた。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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