仮想通貨取引所が保有するビットコイン(BTC)が3月の暴落以降で減少傾向にあり、1年ぶりの低水準に近づいてる。ビットコイン史上でこれほど長い期間下降トレンドが続くのはなかったという。

(出典:glassnode 「取引所のビットコイン保有量(オレンジ)と価格(黒色)」)

背景にあるのは投資家によるビットコインのガチホ傾向の継続かもしれない。投資家は、取引所から資金を引き出してオフラインのコールドウォレットに移動している可能性がある。

実際、過去2ヶ月間でビットコインのクジラ(長期の大口投資家)が増加している。

先日の半減期を受けて、ビットコインの価格が長期的に上昇するという投資家の思惑が表れている可能性がある。ただ、グラスノードは、イーサ(ETH)も同様に取引所から流出している傾向があるため、一概にはポジティブなデータとは言い切れないと指摘した。

また、3月の暴落時に一時取引停止をしたビットメックスなどからの流出が多く、取引所に対する信頼がなくなっている可能性もあると分析した。