ブレグジット(イギリスのEU離脱)の期限が来月29日に迫る中、ユーロを買うイギリス人が増加している。英有力紙のインディペンデントが18日に報じた。ブレグジットの混乱は、ビットコインの上昇材料という見方も出ている。

記事は、もし3月29日にEUと条件面で合意が得られないまま離脱をする「合意なしの離脱」が現実になれば、ポンドが急落する可能性があると指摘。為替取引を手がけるPost Office Travel Moneyによると、ここ最近ユーロに対する需要が急増。去年11月と12月は前年同月比で5%、1月は3%多くユーロを売却したという。

ブレグジット不安によってイギリスでビットコインの購入が増えていることを示すデータはまだ確認できていない。

ただ、仮想痛取引所バイナンスは、先月18日、仮想通貨とポンド・ユーロの取引が可能な取引所「バイナンス・ジャージー」に新規登録者が殺到していると発表した。

また、FXcoinのシニアストラテジストである松田康生氏は、「合意なき離脱」はポンドや法定通貨に対する懸念が高まると考えられることから、仮想通貨市場にとってポジティブ材料とみている