仮想通貨投資会社BKCMの創業者ブライアン・ケリー氏は、CNBCに出演して、仮想通貨市場が全面安になっている背景にはビットコインキャッシュのハードフォークをめぐる「仮想通貨の内戦」があると発言。今は買いのチャンスであると指摘しつつも、もし「ハードフォーク」を知らなかったら飛び込まないほうが良い」と投資家に対して警告した

ケリー氏は、ビットコインキャッシュのハードフォークについて、「事実上のソフトウェアのアップグレード」で「普通だったらみんなアップグレードに賛成するが、今回のケースでは、みんな賛成していない」と解説。「仮想通貨の内戦」みたいなもので、投資家がハードフォーク後にビットコインとビットコインキャッシュ市場が「カオス」になるのを恐れて売りに走った結果「多くのストップロスが発動した」と話した。

ビットコインキャッシュは、アップグレードをめぐって「ビットコイン伝道師」ロジャー・バー氏が支持するビットコインABCと自称サトシ・ナカモトのクレイグ・ライト氏が推進するビットコインSVが対立。既報の通り、先行きが不透明であることから、ビットコインキャッシュ(BCH)主導で仮想通貨相場全体が急落している。

ケリー氏は、今回の仮想通貨市場は「かなり短期的な」イベントになると予想。実際、ケリー氏のファンドは「水曜日に買いを入れた」そうだ。ただ一方で「あなたがもし『ハードフォーク』を知らないなら、現時点では飛び込んではいけない。深みにはまるだけだ」と警告した。

 

コインテレグラフのLINE@アカウントが誕生!
毎日の仮想通貨まとめニュースの他、注目動画コンテンツの配信を予定しております。
こちらからご登録お願いします!