デジタル決済企業スクエアは、会社名をブロック(Block)に変更すると発表した。これはブロックチェーン技術への移行を意味しているようだ。

12月1日のツイートで、スクエアはブランドの変更により、「Cash App」や分散型ビットコイン取引所プロジェクト「tbDEX」、音楽・ビデオストリーミングプラットフォーム「Tidal」とともにスクエアが統合されると述べている。ニュースリリースによると、スクエアの仮想通貨部門であるスクエア・クリプトも、「Spiral」という名前に変更し、ブロックの傘下に入るという。

「ブロックとは、私たちの売り手がいる近傍の区画(ブロック)、ブロックチェーン、音楽が溢れるブロックパーティ、克服すべき障害、コードのセクション、ビルのブロック、そしてもちろんタングステン・キューブのことを指す」と書いている。「私たちはこの変更に向けて1年以上作業を行っていたが、これは私たちのオフィシャルな社名変更だけであり、私たちの目的やビジョン、構造、運営方法を変えるものではない」という。

ブランド変更は、スクエアのジャック・ドーシーCEOが兼任していたツイッターCEOの退任を発表してから、2日後に行われた。この発表がされたとき、ドーシー氏がスクエアの運営を通じて仮想通貨・ブロックチェーンの分野に深く入り込むだろうと多くの人が予想している。

「ブロックは新しい名前だが、経済的エンパワーメントという目的は変わらない」と、ドーシー氏は社名変更について述べている。「私たちがどのように成長したり変化したりしても、経済へのアクセスを増やすためのツールを構築し続けていく」。

スクエアによると、正式な社名変更は12月10日頃になるという。同社によれば、Cash AppやTidal、Spiral、tbDEXの組織変更はないという。