プライバシー重視の分散型インターネットブラウザーであるブレイブが、アンドロイドで4000万ダウンロードを突破した。
アンドロイドアプリのランキングを提供するAppBrainによると、日本でのダウンロード数は1000万を超えた。日本の「コミュニケーション」カテゴリーでは6位になっている。
1ヶ月前の時点では、日本で800万ダウンロードだった。
ブレイブは、ウェブ広告を閲覧した利用者に独自トークンBAT(ベーシック・アテンション・トークン)を付与するプラットフォームを立ち上げている。
また、プラバシー重視路線を敷いており、利用者の活動記録を追跡せず、外部のサーバーにもデータを保管しない。
欧米ではインターネット時代のプライバシー保護に対する意識が高まっている。
米国では、フェイスブックの個人情報大量流出スキャンダルに批判が集まった。欧州では、欧州連合(EU)が昨年5月に一般データ保護規則(GDPR)を施行。欧州内で統一的なデータ保護規制の枠組みを作り出すことや個人によるデータ管理の強化を目指す。
一方、日本でも政府の個人情報保護委員会が企業によるクッキー(Cookie)利用の規制強化を検討している。
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