日本銀行は17日、「ブロックチェーン技術のスケーラビリティ問題への対応」と題した論文を発表した

金融分野での課題の一つであるスケーラビリティについて対応をまとめたもの。日銀が新しい対策を発表したという内容ではないが、スケーラビリティについて各方面の対応について、まとめて確認できる内容になっている。

論文の内容としては、スケーラビリティの解決策として、(1)ブロックチェーンの外に一部取引を移管する「オフチェーン」、(2)既存のブロックチェーンから新たに構築したブロックチェーンに資産を移管し取引を処理する「サイドチェーン」、(3)検証対象取引と検証参加者(ノード)を複数のグループに分割し検証作業を分担する「シャーディング」--について解説している。