金融メディア大手のブルームバーグは、同社のターミナル内で利用可能なデータを新たな方法で活用することを目指した新しい人工知能(AI)モデルを明らかにした。多くの人々がこの最新の開発に反応し、「次世代のコーポレートAI」の火付け役との声もある。

3月30日、ブルームバーグは、BloombergGPTと呼ばれる開発中のAIに関する詳細情報を提供する研究論文を発表した。同メディアによると、このAIは、大規模な金融データセットを使ってトレーニングを受けた後、さまざまな自然言語処理タスクを実行することができるという。

研究論文が公表された数日後、さまざまなコミュニティメンバーが新しいAI開発を称賛し、未来に対する予測を行った。ウォートンビジネススクールのイーサン・モリック教授は、新しいブルームバーグAIが「次世代のコーポレートAI」の先駆けになる可能性があるとツイートした。研究論文に基づくと、BloombergGPT AIは金融業務において優れた成果を示す兆候があると教授はコメントしている。

ニュースが伝わると、コミュニティメンバーたちは新しいAIの潜在的な影響について予測を共有した。あるツイッターユーザーによると、このAIはブルームバーグが期待する結果をもたらさないかもしれず、金融市場が「前例のないレベル」でゲーミフィケーション化されるとコメントしている。一方、別のコミュニティは、AIが意図通りに機能すれば、金融アナリストが置き換えられるかもしれないと指摘している。「このAIが機能すれば、金融アナリストはほぼ終わりだ」とツイートした。