ビットコイン(BTC)のブロックチェーン用リキッドネットワークのサイドチェーンは、9月27日に稼働した。ブロックストリーム社が10日発表した。
ブロックストリームは、2014年に設立されたブロックチェーン開発会社であり、サムソン・モー氏がCSOを務めている。2015年に初めて発表されたリキッドネットワークプロジェクトは、取引所とブローカー間のビットコインの流動性を高めるために、2017年に開始された。
同社のブログ記事によると、リキッドブロックチェーンは、ビットフィネックス(Bitfinex)、OKコイン(OK Coin)、ビットメックス(Bitmex)を含む23の仮想通貨業界のメンバーが参加しており、2018年9月27日に最初のブロックが生成された。
リキッドは企業や個人の間で、ビットコインの取引をより迅速にするために作られた。リキッドの特徴には、「双方向ペッグ」でビットコインに裏付けされたネイティブトークンの「リキッドビットコイン(L-BTC)」、従来の資産にビットコインのような機能をもたらす「Issued Assets」、「コンフィデンシャル・トランザクション・テクノロジー」などがある。
同社によると、将来的には、グリーンアドレスウォレットやサードパーティ製のハードウェアウォレットのサポートを含む、多くの機能を追加していく。
FAQページによると、リキッドネットワークは、ビットコインのセカンドレイヤー ソリューションであるライトニングネットワーク(LN)とは、取引が「チャネルのキャパシティに制限されていない」という点で異なる。7月、支払いサービスのコインゲートが、オンラインストアなど100のマーチャントを対象に、LNによる決済のテストを実施している。