仮想通貨レンディングを手がけるブロックファイは、ニューヨークに拠点を置く投資運用会社のニューバーガー・バーマンと、上場投資信託(ETF)を含む仮想通貨商品の開発・販売を目的とした事業を立ち上げた。

ブロックファイは25日、合弁会社BlockFi|nbは、「ETFやその他の伝統的な構造を含む仮想通貨管理商品を発売し、投資家が証券口座で仮想通貨に触れることができるようになる」ことを期待していると述べた。両社によると、このパートナーシップは、ブロックファイのリテールおよび機関投資家向けの仮想通貨ソリューションと、ニューバーガー・バーマンの一連の仮想通貨戦略を組み合わせたものになるという。

BlockFi|nbのグレッグ・コレット社長は、「デジタル資産に対する投資家の感情が大きく変化しており、デジタル資産は現代のポートフォリオで考慮されるべきだ」と述べた。

米証券取引委員会(SEC)は、ビットコイン(BTC)先物連動型ETFを米国の取引所に上場することをすでに承認している。今月、プロシェアーズがビットコイン先物ETFを初めてニューヨーク証券取引所に上場して取引を開始し、続いてヴァルキリーのビットコイン先物ETFがナスダックに上場した。次はヴァンエックのETFが上場すると予想されている。

ブロックファイは、同社が州や連邦レベルで認可された証券を提供していないという疑惑に関して、州当局から規制面での反発を受けていた。7月、ニュージャージー州の証券局は、ブロックファイの新規口座開設について停止命令を出した。その後、アラバマ州証券委員会とテキサス州証券委員会も同様の申し立てを行った。ブロックファイは、同社のインタレスト・アカウントは有価証券ではないと主張している。