企業向けブロックチェーンソフトウェアを手掛けるR3は16日、コルダ・ネットワークをローンチしたと発表した。このネットワークは新し設立された非営利組織であるコルダ・ネットワーク財団によって運営・管理される。
R3はこれまで、民間企業や公共セクターなどから300以上のパートナーを集め、オープンソースのブロックチェーンプラットフォームであるコルダと、ビジネス指向のコルダ・エンタープライズの開発を行ってきた。
今回の発表によれば、コルダ・ネットワークは、すべての参加者に「アイデンティティとコンセンサスのベースレイヤー」を提供するという。デジタル資産とデータをノードのコミュニティ間で転送することができるとしている。またコルダのプラットフォーム上で実行される様々な分散型アプリケーション(CorDapps)間でもデータを共有できるという。
ネットワークの参加者は、組織内でプライベートなエコシステムを構築したり、ビジネス上のパートナーとの間でデータを効率的に共有することもできるとしている。
発表によれば、コルダ・ネットワーク財団はR3とは独立した形で運営される予定だ。財団の理事会は、コルダ・ネットワークのメンバーから選出される。
R3とは、金融業界におけるブロックチェーン技術の応用を手掛ける会社。2014年設立、ニューヨークを拠点にグローバルな事業展開を行う。外部筆頭株主として日本のSBIホールディングスが携わっており、両社は、金融業界の改革へ足並みをそろえた取り組みを行っている。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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