仮想通貨ベンチャーのブロックチェーンキャピタル社のスペンサー・ボガート氏は、5日のCNBCの番組の中で、ビットコインが底を打つのは近いとコメントした。ビットコインが底を打つとの見方は、つい最近もファンドストラット社のトム・リー氏や、マイク・ノボグラッツ氏らも示していた。
ボガート氏は、CNBCの『ファストマネー』の中で、「私たちは最高値から約70%も下落したところにいる。ビットコインは底を打ちつつあり、マーケットの残りの部分についてもそうだと思う」と述べた。同氏は、仮想通貨業界に関する良いニュースが効果を持つのは、次の強気相場が来た時だという見方を示した。
「昨年末にかけ、強気相場に向かっていた時、悪いニュースがあったとしてもマーケットへの影響はなかった。…今はその反対だ。TD、エデルマン、イエールといったニュースがあったとしても、価格に影響を与えていない」(訳注:TDは米オンライン証券TDアメリトレードが仮想通貨取引所に出資したニュース。エデルマンは著名な投資家でビットコインETFに前向きなコメントをした。イエール大学は最近、仮想通貨に投資したニュースが報道された)
ボガート氏のビットコインの価格予測は、仮想通貨投資会社のギャラクシー・キャピタル・マネジメントの創業者、マイク・ノボグラッツ氏らとも一致した見方だ。ノボグラッツ氏は9月、ビットコインの価格が底を打ったとコメントしている。
また今週には、トム・リー氏が、機関投資家へのアンケートなどをもとに、ビットコインは底を打ったとの見方を披露した。