決済技術企業ブロックの株価が、第2四半期の業績が予想を上回ったにもかかわらず、時間外取引で急落した。

第2四半期の決算発表で、ブロックは自社のキャッシュアップ(CashApp)プラットフォームで24億ドルのビットコイン売上を報告(前年同期比34%増)。ビットコイン売上からの粗利益は4400万ドルで7%増となった。全体の売上高は44億ドルから55億3000万ドルに25.6%増加し、そのほぼ半分がビットコイン売上だけから得られた形だ。

同社はビットコイン売上の増加を、価格が昨年から下落しているにもかかわらず顧客が引き続き仮想通貨を購入しているためだとした。「ビットコインの売上と粗利益の増加は、顧客へのビットコインの販売数量の増加によるもので、これは前年同期に比べてビットコインの平均単価の減少により部分的に相殺された」とのことだ。

しかし、市場の反応は良くなく、グーグルファイナンスのデータによれば、ブロック社の株価は時間外取引で5.6%下落し、終値をつけた。

ブロック社は自社のビットコイン投資についても強調し、2020年第4四半期に5000万ドル、2021年第1四半期には追加で1億7000万ドルの購入を報告した。「2023年6月30日現在、我々のビットコインへの投資の公正価値は、観測可能な市場価格に基づいて2億4500万ドルで、これは累積減損損失後の投資の帳簿価格より1億4200万ドル高い」と決算報告書には書かれている。

全体として、ブロック社は粗利益が18億7000万ドルで、前年比27%増と報告している。キャッシュアップは粗利益が9億6800万ドルで、前年比37%増となり、引き続き強さを示した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン