ブラックロックは米デラウェア州にイーサリアム信託を登録した。
ブラックロックは6月にもビットコイン(BTC)信託を登録し、直後にビットコインETFに関して米証券取引委員会への申請を行っている。今回も既報のように、ナスダックの提出資料からイーサ現物ETFの申請が明らかになっている。
BlackRock has made first step towards filing for a spot Ether ETF. I just confirmed on the website myself. Nice catch by @SummersThings https://t.co/mLKIhKdiI6
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) November 9, 2023
この法人は11月9日付けで同州法人部門に登録された。登録されたエージェントはダニエル・シュワイガーで、住所はデラウェア州ウィルミントンにあるブラックロックだ。リンクトインによると、シュヴァイガー氏はブラックロックのマネージング・ディレクター。事業体はiShares Ethereum Trustと呼ばれ、iSharesはブラックロックのブランド名となる。
これまでにいくつかのETH現物ETFに関するSEC申請があったが、いずれもまだ承認されていない。SECは9月27日、ARK 21Sharesおよびヴァンエックの申請に関する決定をに延期した。これらの決定は12月25日または26日に期待される。インベスコとギャラクシー・デジタルはその直後にETH現物ETFを申請した。グレイスケールは10月に自社のグレイスケール・イーサリアム信託を現物ETFに変換する申請を行った。
また、11月9日にはARKインベストと21Sharesが、BTCとETHの長期先物契約に投資する新しいデジタル資産ETFスイートの開始を発表した。
ブラックロックは約9兆ドルの資産を運用する世界最大の資産管理会社で、同社のビットコイン現物ETFも現在SECの検討対象となっている。