ビットコインETFでプレゼン、SEC説得なるか 米仮想通貨資産マネジメント会社

仮想通貨資産マネジメントのビットワイズがSEC(米証券取引委員会)に対してビットコインETFをめぐる懸念はほとんど払拭されているというプレゼンテーションを行った。ビットワイズのビットコインETFの審査期限は10月13日。承認確率0.01%という見方もある中、ビットワイズはまだあきらめていないようだ。

ビットワイズのプレゼンは、「クリプトママ」ことSECのへスター・ピアース委員など3人の委員に対して行われた。SECがビットコインETFを承認しない理由としてあげているのは、価格操作やカストディ(資産管理)体制への懸念だ。

ビットコイン市場は成熟

ビットワイズは、過去2年間でビットコイン市場が成熟してきたと主張。取引所間での価格の乖離が減少してきていることを訴えた。

(出典:SEC「取引所間での価格の乖離率」)

カストディも充実

また顧客の仮想通貨資産を預かるカストディサービスでの規制も充実してきていると指摘した。2019年、規制されたカストディや保険を導入したカストディは着実に増えている。

(出典:SEC「規制されたカストディ・保険導入したカストディ」)

ビットコイン先物市場は成長

さらにビットワイズは、規制されたビットコイン先物市場が急成長していることも指摘した。ビットコインのスポット取引に対する先物取引の割合は、今年の4、5月を筆頭には5割近くまで上昇した。

 

(出典:SEC「スポット取引に対する先物取引の割合」)

その上でビットワイズは、「我々はCMEのビットコイン先物市場は規制された大規模な市場と言える」と主張。「規制された大規模な市場」というのはSECの常套句だ。

一方、ビットワイズは3月に発表した「仮想通貨取引所の取引高95%が水増し」レポートに関して、主要経済メディアで幅広く報じられたほか、データ提供会社や取引所などがすぐさま対応に乗り出したことを評価した。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版