仮想通貨運用会社ビットワイズは、22億ドル超のステーキング資産を管理するステーキングサービス企業コーラス・ワンを買収した。これにより、ビットワイズは仮想通貨ステーキング商品のラインアップ拡大を図る。
ビットワイズは火曜日、コーラス・ワンの従業員50人がビットワイズ・オンチェーン・ソリューションズに加わると発表した。ビットワイズの同部門ではすでに数十億ドル相当の仮想通貨がステーキングされている。
今回の買収により、ビットワイズはステーキングを含む上場投資商品(ETP)の多様化を進める可能性がある。米証券取引委員会(SEC)が仮想通貨投資商品の拡充に前向きな姿勢を示していることも背景にある。
ステーキングは、仮想通貨をブロックチェーン上にロックすることで年率2%から10%程度の報酬を得る仕組みで、原資産となるトークン価格の上昇益に加えて追加利回りを提供する。
買収金額は公表されていない。ビットワイズはコメント要請に直ちには応じなかった。
ビットワイズの最高経営責任者(CEO)であるハンター・ホースリー氏は、現物仮想通貨を保有する数千の顧客にとって、ステーキングは「最も魅力的な成長機会の1つ」だと述べた。
30以上のPoSチェーンに拡大
コーラス・ワンの買収により、ビットワイズはソラナ、ハイパーリキッド、モナド、アバランチ、スイ、アプトス、テゾスなど、30以上のプルーフ・オブ・ステーク(PoS)チェーンでのステーキング対応を拡充する。
コーラス・ワンは2018年以降、金融機関、ファミリーオフィス、富裕層、カストディアン、ファンド、取引所、分散型プロトコル向けに仮想通貨ステーキングのインフラサービスを提供してきた。
ビットワイズは、コーラス・ワンのチームが同社に加わり、ブライアン・クレインCEOもアドバイザーとして関与すると発表した。
2月時点で、ビットワイズの運用資産残高は40以上の投資商品で150億ドルを超えている。
主力商品はビットワイズ・ビットコインETF(BITB)とビットワイズ・イーサリアムETF(ETHW)で、2024年1月と7月の上場以降、それぞれ20億ドル超と3.87億ドルの資金流入を集めている。
その他の商品には、ビットワイズ・ソラナ・ステーキングETF(BSOL)、ビットワイズXRP ETF(XRP)、ビットワイズ・チェーンリンクETF(CLNK)、ビットワイズ・ドージコインETF(BWOW)が含まれる。

