仮想通貨マイニングの中国大手ビットメインは23日、マイニングマシンの最新シリーズ「Antminer S19シリーズ」の国内販売を開始したとツイートした。新シリーズは即日完売した。

出荷は半減期直前

Antminerには S19および、同S19 Proがあり、S19のハッシュレートは毎秒約95テラハッシュ(TH/s)で、S19 Proは約110TH/s。S19およびS19 Proは、ビットメインの主力シリーズ「Antminer S17」(ハッシュレート:67TH/s)、「T17」(同55TH/s)を置き換えるもの。

S19は2180ドルで、S19プロは2920ドル。まもなく海外向けにも販売が開始されるという。5月11日から5月20日に配送されるとしている。

コミュニティは怒りの声

ビットコインの半減期が5月13日ごろと想定されていることから、直前の時期の出荷に対し、マイニングコミュニティからは怒りの声が上がっている。

ソーシャルメディア分析会社ソーシャルブレイドのジェイソン・ウルゴCEOは「5月11日の出荷。なんでその日付を選んだのだろう。出荷するまでは、前の機器を最大限活用しろという意味か?」と投稿した。