12月10日にリリースされた仮想通貨ファンドのStackFundsのレポートでは、ビットコイン(BTC)の強気相場は、今後も継続することになると指摘している。
強気相場の継続が2万ドルを越えまでには「長くはかからないだろう」とみている。特に1つの指標を取り上げ、ビットコインの上昇が続くだろうと予測している。
2万ドル到達まで「長くはかからない」
Stackによると、時価総額とサーモキャップの比率(MCTC)は、コインベースでBTC/USDが1000ドル以下から1万9866ドルまで上昇した2017年のパフォーマンスと同じ兆候を見せているという。
MCTCは、ビットコインの時価総額からマイニング開始以降のマイナーの総収入であるサーモキャップで割るものだ。
今週の時点で、MCTCは約17となっており、2017年半ばと軌を一にしている。2017年半ばは強気相場が始まるタイミングにあたる。
「この比率は、現在17となっており、2019年のピークと一致している。さらにこの値は2017年のブレイクアウトの隣接しており、ビットコインの上昇ラリーが実現する前に20のあたりで激しく上下していた」と、コメントしている。
したがって、現在の位置では上昇に向けて動く余地がかなりあり、StackFundsは強気相場がまだ続くと予想している。

「(MCTCの)比率がまだ低い帯域にあることを考えると、蓄積の機会が続くと私たちは考えているが、2万ドルのブレイクアウトが実現するまで、長くはかからないだろう」と、レポートは述べている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン