29日の仮想通貨市場は前日に高騰したXRPが過去24時間で10%増の0.21ドル台で牽引している。半減期を控えたビットコインは7700ドル台を推移。3月の暴落から回復しているビットコインだが、現在の価格は過小評価されているとするデータが出ている。

coin360

(出典:Coin360 4月29日午前11時30分)

400万BTCが出回っていない

28日のコインメトリックスのレポートによると、ビットコインの市場への実際の供給量は全体の供給量よりもかなり低い可能性が示されている。

ビットコインは現在、1800万BTCを超える量が市場にあるはずだが、実際にはウォレットのアドレス忘れや押収されたものなどから、市場に出回る数は少ないと推定されている。

これについてコインメトリックスは「410万BTCが5年以上動かされていない。ビットコインの供給量は1430万に調整されているようだ」と明らかにしている。

coinmetrics

(出典:Coinmetrics「黄色いラインが実際に出回っている量で赤が全供給量」)

さらにIntoTheBlockも現在流通しているビットコインの量が手付かずになっているとするデータを公表。従来より「ガチホ」しているユーザーが増えていることを示した。

「現在、全て出回っているビットコインの43.06%が少なくとも2年間移動されていない。これは昨年の10.6%から増加している。」

こうして市場に出回っているビットコインが少なくなれば、希少性が増すことなどから上昇圧力につながると考えられている。

さらに半減期が訪れることで、マイニングから市場に出回るビットコインの量が減少すればさらなる上昇圧力になるかもしれない。