ビットコインキャッシュ(BCH)派だったツイッター名@Bitcoinが、突然、ビットコイン(BTC)のプロモーションを始めたことが話題になっている。
フォロワー数が100万人近くいる@Bitcoin。一体誰が運営しているのか、長年謎のままだ。これまで@Bitcoinは、ビットコインではなくビットコインキャッシュを精力的にプロモーション。これまでビットコインキャッシュ支持者のロジャー・バー氏が率いるBitcoin.comをリンク先に貼り付けていた。
バー氏は昨年、このアカウントへの関与を否定。ただ、オーナーを知っていると話していた。
「彼はBCHの支持者だ。ビットコインのエコシステムでよく知られている人物だが、絶え間なくやってくる徘徊者と関わりたくないため、正体を公で明かさないことに決めている」
しかし、8月20日の時点で@Bitcoinは、リンク先をBTC系のウェブサイトBitcoin.orgに変更。以下のツイートをリツイートした。
「ロジャーは昔、アカウントのオーナーを知っていると主張していた。だからアカウントに何があったか、もしくは仲違いがあったのか、知っているに違いない。しかし、彼は情報を開示せず、従業員にBTCの陰謀論を撒き散らさせている」
仮想通貨業界で話題に
@Bitcoinの方針変換に仮想通貨メディアや大物も反応している。
ライトコイン創設者のチャーリー・リー氏は、「証拠はない」としつつも、「@Bitcoinのオーナーはロジャー・バーとロマンチックな関係にあったが、最近、別れたようだ」と推測。「@BitcoinがBCH支持をやめた唯一の理由だ」と続けた。
バー氏は、11日、ツイッターのジャック・ドーシーCEOがビットコインのライトニングネットワークに夢中な理由として、ライトニングラボのエリザベス・スタークCEOとの「ロマンティックな関係」があるとツイート。物議を醸していた。リー氏のツイートは、バー氏の当てつけのようだ。
また、仮想通貨投資家のWhalePandaは、「@BitcoinからBCHの混乱を招くプロパガンダが削除されたことは嬉しいが、1人の人間が1つのアカウントをコントロールする状況は常にリスクが付きまとう」と真面目に返信。「”BCHはBTC”というストーリー自体が多くの人々を混乱させて、多くの人々がお金を失う原因となった」
一方、ビットコイン開発を手がけるブロックストリーム代表のアダム・バック氏は、また変わるかもしれないからブロックした方が良いと述べた。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版