中国人民銀行(中銀)は6日、人民元建てによるビットコインの取引は、グローバル市場全体の1%以下に低下したと発表した。Bitcoin.comが9日伝えた

 中国政府が仮想通貨に対する規制を強化する以前は、人民元建ての取引量はピーク時で、市場全体の90%を占めたこともある。

 中国政府は昨年9月、中国国内で法定通貨と仮想通貨の取引やICOを禁止したため、中国から多くの仮想通貨事業が国外へ拠点を移している。その中には大手取引所のバイナンスやフォビ、OKコインもある。また、海外拠点の取引所に対し、中国居住者へのサービス提供を停止するよう求めている。

 中国政府は、仮想通貨市場の拡大に伴い、人民元が仮想通貨に交換され、資本が流出するのを危惧した結果、厳格な規制を敷いたと言われている。