米資産運用会社のブリークリーアドバイザリーグループの最高投資責任者であるピーター・ブーカヴァー氏が22日、米CNBCによる取材の中で、ビットコインのバブルが崩壊し価格が急落する可能性があるとのべた。

 同氏によると、相場が急停止するのか、ゆっくり下落していくかはわからないが、下落することは確かだという。

 「これからの1年で、(ビットコインが)1000~3000ドルまで下げても驚かない。」

 これが本当なら、現状の価格水準から90%の下げを意味する。

 その場合特に、クレジットカードで仮想通貨を買っている韓国、日本と米国の投資家が一番被害をうけると指摘した。

 また、仮想通貨市場が崩壊すると、投資家のリスク資産に対する態度に変化が生じ、株式市場も副次的に下落するとした。

 ブーカヴァー氏によると、仮想通貨相場高騰の元凶となったのは中央銀行による金融緩和であり、これによりインフレに強いビットコインが他の資産クラスに比べ魅力的に見えているという。