オーストラリア政府が、正式にビットコインを”お金のように”今年から取り扱い、二重課税の対象にならないようにすることを認めた。
Budget 2017-18の中で、同政府は、仮想通貨関連企業がオーストラリアで”楽に”事業が行えるよう計画を立てていることを明らかにしている―
「2017年7月1日から、仮想通貨の購入には一般消費税が課税されなくなり、実際のお金と同じように扱われるようになります。現在、仮想通貨を利用している消費者は消費税を2回支払わなければなりません―1回目は、仮想通貨の購入時、そして また商品やサービスを仮想通貨で購入した場合に一般消費税が課税されるのです」
オーストラリアは最近まで暗号通貨の規制に関して複雑な問題を抱えていた。事の発端は、2014年に、政府が二重課税を許可したことで国内の名の知れた企業が営業を停止してしまったことに始まる。オーストラリアにおけるイノベーションは、その後、他の自由にビジネスが行える市場から後れを取ってしまっていた。
今年は、ブロックチェーンを含む革新的なフィンテック関連の取引が行われた年だったが、予算の中身を見ると、オーストラリアの現在の環境を改善したいという意欲が垣間見える―
“イノベーションはオーストラリア国内の生産性向上に拍車をかけます。” ”オーストラリア政府は世界有数のフィンテックハブとして、オーストラリアが機能することを目指しており、世界的なリーダーとして、国内のフィンテック産業を成長させることを目的とした新たなパッケージの発表を近々行う予定です”
同時に、オーストラリア国内のビットコインに対する期待は高まっている。