ビットコインSV(サトシ・ビジョン)で2つのブロック再編成(reorganization)を確認した。仮想通貨取引所ビットメックスがツイッターで発表した。
再編成は、1つのブロックを同時に解いている2人のマイナーが同時にブロックを発見することで、ネットワークに一時的な分岐を生み出す現象。ブロックチェーンが遅くて効率的ではない場合、どちらの分岐を使うかに対する合意形成が遅れてブロックが余剰となる。余ったもう一つブロックは、「孤立」することになり、その上に構築されたブロックチェーンの継続が確認できなくなる。
出典:BitMEX「ビットコインSVのブロック再編成」
ビットメックスは、3つのブロックによる再編成と6つのブロックによる再編成を確認した。2重支払いは確認していない。背景にはブロックサイズが大きすぎることとネットワークのレイテンシー(待ち時間)が長すぎることがあるという。
ビットメックスは、支払い手段としては頼りないと結論づけた。
大手の取引所バイナンスやクラーケン、シェイプシフトが上場廃止を決定するなど、現在、ビットコインSVは困難な時期を過ごしている。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Bitcoin SV Experiences Blockchain Reorganizations, Possibly Due to Unwieldy Block Size