14日の仮想通貨ビットコインは2ヶ月ぶりに8500ドルを回復した。先週末から上昇傾向にあるビットコインSV(BSV)は25%超も上昇しており、仮想通貨相場全体も押し上げられている。

(出典:Coin360 日本時間1月14日18時時点)

ビットコインSVは200ドルを回復。時価総額ランキングで6位に浮上した。

背景にあるのは、ビットコインSVの主導者でビットコイン創設者を自称するクレイグ・ライト氏の動向かもしれない。

現在、フロリダの裁判所でかつてのパートナーであるクレイマン氏の家族と110万BTCの取り分を巡って争っている。ライト氏は、110万BTCが入った信託へのアクセスに必要な秘密鍵を持っている管財人に連絡を取れないと述べていたが、先週末に「チューリップ・トラストIII」を示す新たな文書の存在が明らかになったという報道が出ていた

1月10日の裁判所の文書によると、フロリダ州の裁判所のブルーム判事は、2月3日までにライト氏が持つと主張している110万BTCにアクセスできるかどうかを裁判所に通知するように述べた。

ビットコインSV高騰の背景には、裁判をめぐる思惑買いがあるのかもしれない。

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