仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は重要ラインである9500ドルを突破した。米国の通貨監督庁(OCC)が銀行に仮想通貨のカストディサービスを許可するなどポジティブな材料が報じられた他、EUで85億7000万ユーロの景気刺激策の開始発表と、米連邦準備制度理事会が1兆〜2兆ドルの景気刺激策への期待から投資家を後押しされたことが考えられるだろう。

(出典:Coin360 7月23日 午前11時15分)

今朝方の上昇については著名テクニカルアナリストのピーター・ブラント氏がFRBの刺激策が行われるたびに金(ゴールド)やビットコインに流入すると言及している

実際に米国の刺激策が発動すれば、ビットコインへのさらなる強気指標になるだろう。

こうしたマクロ要素の他ににも強気の指標が出てきている。

ビタズキャピタルのパートナーで仮想通貨アナリストのMohit・Sorout氏はビットコインの最近の傾向とマイナーの収益指標から強気であると解説した。

「ビットコインのトレンドとマイナーの収益指標は強気の絵を描いている。」

50日移動平均(MA)と100日MAのゴールデンクロス、50MAと200MAのゴールデンクロスから長期的な上昇トレンドが予想されるとしており、ハッシュリボンの買いシグナルが点灯したことで、今後短期的な揺り戻しはあるにしても上昇傾向は続くだろうと話した。

ただ、8800ドルがサポートになるとしており、もし8800ドルを下回ることになれば弱気派の勢いが強まっていることを示すためショート(売り)が意味を成すという。

マイナー動向については、ハッシュレートが過去最高に近い値を推移していることから、積極的にビットコインのマイニングを続けていることがわかる。

仮想通貨調査会社のクリプトクオントのキ・ヨンジュCEOもこれらから、マイナーの売り圧力の低下が起きていることを指摘。実際にバイトツリーのデータでは過去3ヶ月間でマイナーの売り圧力が減少していることが示されている。

また、取引所に大きな流入が見られないことが投資家が今後の値上がりを期待して個人のウォレットに蓄積していることを示している。キCEOはこれまでにクジラ(大口投資家)の動向から強気の動きが読み取れると解説。以下のようにコメントしていた。

「クジラがビットコインを取引所から送信するときにBTCを購入する。強気市場は通常、出金が1年間で最高に達してから4か月後に始まる。」

キCEOによると、最近で出金が多かったのは3月18日。4ヶ月が経過した。

さらに取引所の準備金が低水準で推移していることから、強気の傾向が読み取れるとしている。

イーサが急騰

一方でアルトコインではイーサ(ETH)が好調だ。過去24時間で9%上昇し、266ドル付近を推移している。

イーサリアム2.0に向けて最後のテストネットが8月4日にも開始されるとの発表を好感したようだ。