ビットコイン(BTC)は10万ドルに迫る局面で強いレジスタンスに直面し、現物需要が息切れするなかで売りが入り始めた。水曜日に9万8000ドル近辺で短期的な高値を付けた後、BTCは2日連続で反落し、ニューヨーク時間の金曜日には9万5000ドルを下回った。
ビットコインの現物需要が失速
今回の調整は、コインベースのビットコイン・プレミアム指数が反転したタイミングと重なった。この指標は高値圏で一時的にプラスに転じ、出遅れた現物買いの流入を示したが、価格は上抜けに失敗し、大口買い手による追随が限定的だったことを示唆した。

ビットコインの累積出来高デルタ(CVD)は高値を切り上げる一方、価格は高値更新に至らず、ダイバージェンスが形成された。これは積極的な成行買いが売り圧力を吸収していたことを示すが、価格を押し上げるだけの力には欠けていたことを意味する。
同時に、ビッド・アスク比率は上昇局面を通じてマイナス圏にとどまり、価格が上昇している間も売り注文が買い注文を上回っていた。これは、買い手が指値で支えるのではなく、売り気配を追いかけて約定させていた状況を示している。

短期的な清算を伴う急落の後、建玉も価格とともに減少した。これはレバレッジが解消された一方で、新たなロングポジションの参入が鈍く、上昇の勢いが弱まったことを示唆する。
市場分析会社マテリアル・インディケーターズは、弱気派が「強く反撃した」と指摘し、日足チャートでトレンドシグナルが反転したと分析している。主要なトレンドラインを割り込めば、より深いサポート水準を試す展開になる一方、9万7000ドル超を回復すれば直近の弱気シグナルは否定されると述べている。
短期保有者は取得価格付近で利益確定
今回の下落は、短期保有者(STH)による明確な利益確定とも重なった。BTCが9万4000ドルに達した1月6日、STHは3万BTC超を利益確定目的で取引所に送金した。この動きは1月15日にも繰り返され、価格が9万7000ドルを上回った局面で、1日あたり4万BTC以上の利益が実現された。

過去2カ月でSTHの含み損率はマイナス22%からマイナス4%まで縮小したものの、価格は9万8300ドル付近のSTH取得原価の直下で上値を抑えられた。実現価格が10万2000ドル近辺にあることを踏まえると、STHの行動は、より明確な上昇シグナルが出るまで利益確保を優先する姿勢を示している。
bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】
本記事は、投資助言または投資に関する推奨を含むものではありません。すべての投資および取引にはリスクが伴うため、読者は意思決定を行う際にご自身で調査を行う必要があります。正確かつ迅速な情報提供に努めていますが、Cointelegraphは本記事に含まれる情報の正確性、完全性、または信頼性を保証するものではありません。本記事には、リスクや不確実性を伴う将来予想に関する記述が含まれる場合があります。これらの情報に依拠したことにより生じた損失または損害について、Cointelegraphは一切の責任を負いません。

