ビットコイン価格下落の原因―EUの規制、半減期、ETC、そしてスケーリング問題

Bitfinexがハッキングされた件は明快であるにしても、毎回ビットコインの価格が下落する度に―特に最近に関しては―いくつかはっきりしない要因が不意に現れ最もらしい原因しとして解釈されがちである。

今回の記事はビットコインの価格に影響を与えた原因に注視し、多くのユーザー間で一致している意見に関しては省いている。今回注目するケースは655ドルから603まで50ドル以上価格が落ちた7月29日と8月1日の間だ。

一体何が原因だったのだろうか。

 

EUの規制

 

現在の価格はEUによる規制案の影響が反映されたものだという見方がある。これは個人情報を収集、記録し、時にはビットコインや他の暗号通貨の取引情報を関連する当局へと提供するというものである。ビットコインはユーザーにある程度の自由を与えることでその匿名性という役割を果たしてきたところがある。規制案が通るという恐れから市場に影響が出たという見方だ。

 

ハードフォーク賛同の声

 

一つ問題として挙がっているのは、ビットコインのマイナーとビットコインのコア・デベロッパの間で行われたクローズド・ドアな会合だ。概要は発表されていないが、ビットコイン・コアのメンバーと中国人マイナーとの間でスケーリングに関する疑惑の合意が行われ、結果として信用を失う形で価格が下がったのではないかという見方がある。

Coin Dance Bitcoin Communityで集められた意見投票によれば、”ビットコインネットワークはブロックサイズの上限を増やすためにハードフォークするべきだと思いますか?”という質問に対して答えた人の82%以上が”はい”と答えた一方で、”いいえ”と答えたのは17%だった。今回の投票が明白なコミュニティの意見が反映された結果であると考えることは出来ないだろうが、その意識的格差をほのめかした結果となった。

 

影響

 

半減期が価格下落の原因だと聞いたら驚くかもしれない。特に7月9日の半減期以降小さなオペレーションでは利益率が下がってしまうためその影響が現在になって表れてきているという見方がある。

他にも、ビットコインの価格は半減期の噂が広まったために上昇し、今が丁度本来の価格に落ち着いてきているという見方もある。また、ビットコインが期待されている程の価格高騰が見られなかったため思惑買いで少し上昇したものの、価格が再調整されパニックを引き起こしたとも言われている。

 

 

市場動向―ETH対ETC

 

24時間辺りの取引ボリュームで現在最も魅力的と言われている仮想通貨の一つ、ETCを買うためにBTCが売られているのでは、ともほのめかされている。特にここ数日の価格上昇でETC買いを検討したことによるシフトが起きたことはただの偶然ではないと考える人もいるようだ。

未だ市場動向という文脈においては、様々な見方がありどれも価格下落の原因として明確に語れる人はいないのが現状だ。よりもっともらしい説明としては長期的な市場縮小からの脱出と見ることも出来るかもしれない―少なくとも今は。