米国証券取引委員会(SEC)は、ヴァルキリーのビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)の申請を審査するために受理した。この提案は7月17日に公式の議題に加えられた

今回のヴァルキリーの申請は、SECが審査を行う2つ目のビットコインETF提案となる。一つ目は7月13日に受理されたブラックロックのビットコイン現物ETFだ。

Spot Bitcoin ETF proposals for listing on Nasdaq. Source: SEC

ヴァルキリーは以前にも米国で現物型のビットコインETFを立ち上げようと申請していた。同社は、2021年1月にニューヨーク証券取引所(NYSE)にヴァルキリービットコインETFを上場することを初めて提案。しかしSECからの規制の影響をうけ、ヴァルキリーは2021年10月に先物型のビットコインETFしか立ち上げられていない。

SECの通知によると、SEC副書記官マシュー・ドゥレズデルニエ氏は、7月3日にナスダックがヴァルキリーのビットコイン現物ETFの上場を許可するための規則変更を再提出したことを明らかにした。

「信託はビットコインだけを保有し、時折、ビットコインの預け入れに対するバスケットの発行や、バスケットの償還に関連するビットコインの配布を行う」とドゥレズデルニエ氏は声明で述べた。

提案に対するフィードバックは、21日間のコメント期間、または8月7日まで。しかし、SECは通知が連邦広報に掲載されてから45日、または最長90日以内に規則の変更を承認または否認する。

ヴァルキリーのETFのティッカーシンボルは「BRRR」。これは、お金を印刷する音を表すビットコインコミュニティのミームを参照している。

現物型ビットコインETFに対する新たな楽観主義は、ブラックロックが6月29日にビットコインの現物ETFの再提出を行ったことにより燃え上がった。以前、ARKインベストメント・マネージメントも4月にビットコイン現物ETFの申請を行った。