ビットコイン(BTC)の価格が過去最高値圏で推移しているにもかかわらず、多くの投資家は依然として保有を続けている。オンチェーン分析企業グラスノードが4月1日にXで公表したデータによれば、11万ドルという水準は「売却の動機としては不十分」であったことが示されている。

グラスノード「2020年購入組はまだ手放していない」

ビットコイン市場に3〜5年前、すなわち2020年から2022年に参入した投資家層は、大幅な価格上昇にもかかわらずポジションを維持している。

グラスノードによると、この層の平均取得価格は2020年の底値3600ドルから2021年の高値6万9000ドルの間に位置しており、現在も保有を続けているという。

「2024年11月のピーク時から現在にかけて、この層が保有するビットコインの富のシェアは3ポイント減少したが、依然として歴史的に高い水準にある」とグラスノードは述べた。「つまり、2020年から2022年の間に参入した投資家の大半は依然として保有中ということを示唆している」

Bitcoin Realized Cap HODL Waves data. Source: Glassnode

この見解を裏付けるのが「リアライズド・キャップ・ホドル・ウェーブ」のチャートであり、ビットコインがオンチェーンで最後に移動した時期に基づき、保有期間別に供給量を分類している。

この分析により、2020〜22年に購入した層とそれ以前に購入していた層との動向の違いが明らかになった。

「対照的に、5〜7年前に購入していた投資家のうち、3分の2以上は2024年12月のピークまでにポジションを解消している。これは彼らの取得価格が低かったことを反映している」とグラスノードは指摘している。

短期保有者は高値でも冷静──投機熱は限定的

より最近参入した短期保有者(STH)は、ビットコイン価格のボラティリティに対してはるかに敏感であると指摘されてきた。過去6か月の間に、ビットコインが過去最高値を更新し、その後最大30%下落する局面でパニック的な売りが繰り返されてきた。

しかし、グラスノードによれば、現在の短期保有者の動向は、過去の強気相場の頂点に見られたような「投機的狂乱」を示しているわけではないという。

「短期保有者は現在、ビットコイン全体のネットワーク資産の約40%を保有しており、2025年初頭の50%近い水準からは低下している」と同社は3月31日に投稿した。

「これは過去のサイクルピーク時に見られた70〜90%という水準を大きく下回っており、今回の強気相場がより冷静かつ分散されたものであることを示している」

Bitcoin Realized Cap HODL Waves. Source: Glassnode

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。