コロナウィルスの新しい変異種が出現したという報道を受け、ビットコインの含むグローバルなマーケットが急落に直面した。

BTC/USD 1-hour candle chart (Bitstamp). Source: TradingView

コロナの新しい変異型への懸念

Cointelegraph Markets ProTradingViewのデータによると、BTCはビットスタンプで53,500ドルをわずかに上回る水準まで下落した。

その後、仮想通貨市場はいくらか反発し、BTCは記事執筆時点で54,400ドルで取引されている。

今回出現した新しい変異株(Nuウィルス)は、これまでのワクチンプログラムに影響を引き起こすとの懸念が浮上。暗号資産や株式などの従来資産の両方の市場がショックを受けた。

S&P500は1.5%下落したが、その一方でワクチンを製造するファイザーは7%の上昇となっている。

Pfizer 1-hour candle chart (NYSE). Source: TradingView

2020年3月のマーケットでのショックを目撃した人々は同じ光景をみたはずだ。ビットコインはほかの資産との非相関性をみせず、株式や米ドルととも急落した。

54,000ドルを下回ったことは、主要なメディアで不安が広がった。CNBCやブルームバーグは、ビットコインが「弱気市場になった」と報じた。

しかし、仮想通貨アナリストや古参の市場参加者は、これがチャンスであるとみている。

「大きな調整は、大きな買いの機会だ」と、仮想通貨アナリストのマイケル・ファン・デ・ポッぺ氏は要約してみせている