仮想通貨ビットコインをめぐる人間ドラマを描いた「ニムロッド」が16日、第160回芥川賞を受賞した。

「ニムロッド」の著者は、2013 年「太陽」で第 45 回新潮 新人賞を受賞しデビューした上田岳弘氏。

「ニムロッド」は、IT企業で新規事業を任され、仮想通貨ビットコインをネットで「採掘」 する僕・中本哲史やトラウマを抱いたまま外資系証券会社で勤務する恋人の田久保紀子など、あらゆるものが情報化された社会を個人はどう生きるかを問う内容となっている。