12月23日にビットコインは約2週間ぶりに7500ドルを回復した。ただ、市場関係者の心理状態を表す指標は「極端な恐怖」のままとなっている。
(出典:Coin360 日本時間12月23日午前11時時点)
7500ドル回復は12月8日以来だ。現在、前日比6%近く上昇の7600ドル付近で推移している。
ただ、市場関係者は先週の6400ドルが底だったと確信を持てていないようだ。
データ提供会社オールターナティブ・ドット・ミーによると、「仮想通貨の恐怖&強欲指数」は20。「極端な恐怖」の水準が続いている。
オールターナティブ・ドット・ミーは、ボラティリティとモメンタム、取引量、調査、ドミナンスとトレンドの5項目をそれぞれ25%、25%、15%、10%、10%で計測。0(極端な恐怖)から100(極端な強欲)で日々数値を更新している。
パラボリック上昇はまだ先?
一方、ビットコインが割高か割安かを測るMVRV Zスコアによると、現在のビットコインは割安の状態だ。仮想通貨トレーダーのホーラス・ヒューズ氏が指摘した。
(出典:lookintobitcoin.com「MVRV Z-Score」)
歴史的に見て、時価総額(青色)が実現時価総額(黄色)をしばらく下回った後、パラボリック(放物線を描くような上昇)が起きている。2012年1月、2015年11月、2019年4月にこの現象は起きた。
現在、時価総額は実現時価総額を下回りそうな動きを見せている。