ビットコイン(BTC)価格が調整局面にある中で、仮想通貨取引所での取引量が急増している。仮想通貨調査企業のメサーリによると、24時間のビットコインの取引高が223億ドルに上ったことが分かった。このペースが続けば、7日間平均で過去最高の600億ドルという数値を、2倍以上更新する可能性がある。

仮想通貨データ提供企業スキュー(Skew)によると、調整期間中にサービスが一時停止したにも関わらず、仮想通貨取引所コインベースの取引高は24時間で、35億ドルとなった。同社は11日に95億ドルの取引高を記録している。これは仮想通貨取引所として過去最高記録だ。

95億ドルという数値は、2019年第1四半期全体のプラットフォームの取引量を上回っていることからも、大きな数値であることが分かる。

ビットコインが31000ドルから35000ドルに急反発したことから、取引活動の多くがこのレンジで行われたと考えられる。

メサーリとグラスノードのデータからは、ステーブルコインであるテザーの取引所への流入が示されている。これはビットコインが継続的に買われていることを示す動きだ。

11日の取引高急増はデリバティブ市場にも及んでいる。ビットコインオプションと先物で大量の取引活動があった。スキューのデータによると、11日のビットコイン先物の取引高は1700億ドルを超えた。

シカゴ・マーカンタイル取引所だけでも50億ドルを超えており、24時間取引量の新記録を樹立した。ビットコインオプション取引量は1日に20億ドルを突破した。

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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン