ビットコイン(BTC)保有者は、2025年の価格目標を見直す必要があるかもしれない。アナリストのジェームズ・チェック氏は、11万ドルが「新たな底値」として明確に確立されたと主張している。

チェック氏は木曜、YouTubeで公開されたインタビュー「すでに11万ドルが底値として証明された。そこからどこまで行けるかを考え始める段階にある」と述べた。

同氏は、ビットコインの時価総額が現在およそ2兆4200億ドルに達していることに触れ、「われわれは2024年に“1兆ドル”を証明し、2025年には“2兆ドル”を証明した。次に問うべきは“何兆ドルまで行くのか”だ」と語った。

「9万5000ドルは天井ではなく“床”」

チェック氏によると、「ビットコインに投資された全ドルのうち、60%以上が9万5000ドル以上で投じられている」という。このことから同氏は「それは天井ではなく、むしろ底だ」とし、保有者は購入価格より安い水準で売却する意欲が低いと分析した。

「最も論理的なシナリオは、15万ドルに到達することだ。時価総額でおよそ3兆ドルになる」と同氏は予測する。「市場というものは常に2つの視点を同時に持たねばならない」とも付け加えた。

2024年12月には、ギャラクシー・デジタルのデジタルリサーチ責任者アレックス・ソーン氏も「2025年にビットコインが15万ドルに達し、最大で18万5000ドルに上昇する可能性がある」と予測していた。

2025年には25万ドルを上回る強気予想も複数出ており、市場参加者の関心は「どこまで上昇するか」「それがいつ起こるか」に移りつつある。

チェック氏は「市場が9万5000ドルまで下がる理由はない」と断言。「市場はより高値を望んでおり、強気派が完全に主導権を握っている」と述べた。「もしそうでないなら、強気派の力が弱まっており、しばらく調整局面に入るだろう」とも語った。

15万ドル突破は「遠くない」

記事執筆時点で、ビットコインは12万1392ドルで取引されており、過去7日間でわずか0.8%の上昇にとどまっている

15万ドルまで上昇すれば、現在の価格から約23.5%の上昇となる。

キャプリオール・インベストメンツ創業者のチャールズ・エドワーズ氏も同様に、15万ドル到達は「遠くない」と見ている。エドワーズ氏は10月2日の分析で、「12万ドルの心理的節目を取り戻したことが、15万ドルという新たな史上最高値への“非常に迅速な”ブレイクアウトにつながる可能性がある」と指摘した。

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