ビットコイン(BTC)は6月21日の米国市場オープン後、一時3万ドルを回復した。

数ヶ月ぶりの高値に
コインテレグラフ・マーケットプロとトレーディングビューからのデータによると、ビットスタンプで3万3340ドルと、数カ月間ぶりの高値が確認された。
BTC価格は、従来の金融サービス企業がビットコインETF(上場投資信託)を申請したことで勢いを増しているようだ。BTC/USDは過去数週間の下落を消し去り、6月15日に見られた24,800ドルに対して20%以上上昇した。
$32,000 #BITCOIN IS A MAJOR RESISTANCE ZONE ON BTC, SO THIS IS MY MAIN BITCOIN TARGET
— Crypto Tony (@CryptoTony__) June 21, 2023
NO NEED TO GET GREEY ON THIS PUMP. WE KNOW HOW QUICK THINGS CAN CHANGE pic.twitter.com/mdj2YvnakW
オンチェーン監視リソースであるマテリアルインディケーターズは3万ドルを重要なレベルとして注目。バイナンスのBTC/USDオーダーブックから、「3万ドルでの抵抗が構築されている」と指摘した。「アクティブな取引範囲でサポートとして機能する入札流動性がどれだけ移動するかを見守る」とコメントしている。
「#JPowが証言で驚きを明かすことは期待していないが、これらのイベントは通常、ある程度の変動性をもたらす」

マテリアルインディケーターズは、米連邦準備制度理事会のジェローム・パウエル議長の米国下院金融サービス委員会での証言に言及。米国はすでに仮想通貨市場の参加者の注目の的となっており、ETF発表が回復のきっかけとなっている。
特に「米国人が買っている」と、オンチェーン分析プラットフォームであるクリプトクオントのコントリビューターを務めるマールトン氏は述べるように米国主導の値動きのようだ。
「昨日行われたコインベースでの激しい入札は、今日も同じ時間帯に開始された」
添付のチャートは、米仮想通貨取引所コインベースと世界最大の仮想通貨取引所バイナンスのBTC/USDのプレミアムを示しており、これは当日の「強い買い圧力」を示している。

「本物の取引」
他のトレーダーたちは最近のローカル高値と比較してより有機的なBTC価格行動に注目を向けている。
人気トレーダーでありアナリストのレクト・キャピタル氏やトレーダーでありポッドキャストのホストでもある「ウルフ・オブ・オール・ストリーツ」として知られるスコット・メルカー氏はコンティニュエーションを望んでいるようだ。
スコット・メルカー氏はツイッターフォロワーに「このビットコインの動きはスポットドリブンで、最小限の清算とショートがまだ積み重なっている。さらに、今日のスポット出来高は、すでに10時間前のローソク足と同じくらいだ」と語った。
「これが本物の取引だ」
添付のチャートは、3万ドルへの上昇途中の取引量を強調している。
