仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は10日、11800ドルのレジスタンスを破り、12000ドルを突破した。

(出典:Coin360 8月10日午後13時30分)

チェインリンク(LINK)やBANDといったアルトコインが最近2桁増を続ける中で、ビットコインにもようやくスポットライトが当たったようだ。

コインテレグラフに寄稿するRakesh Upadhyay氏が以前にも述べているように、ビットコイン価格は12000ドルを直前で停滞していたことから、突破は目前ではないかと予想されていた。

 Upadhyay氏は以下のように語っている。

「BTC/USDペアは、通常は継続パターンとして機能するペナントを形成している。ブレイクアウトとペナントの上でのクローズは、強気派が優勢になったことを示す最初のサインとなるだろう。次の目標は14,756ドルだが、12,304.37ドルの直上のレジスタンスが近くにあるため、トレーダーはポジティブに転換する前に、このレベルより上で価格が維持されるのを待つ必要がある」

価格が12000ドルを突破して暴騰している現在、強気派は8月2日の高値である12122ドルを突破するための十分なボリュームが必要となる。

(出典:Coin360 ビットコイン日足チャート)

ビットコインが12000ドルを超えて急上昇したことを受けて、アルトコインが下落。特にBANDとチェインリンクは急落を見せた。

BANDは17ドル付近から12.19ドルに急落したが、すぐに回復し、現在は15ドルで取引されている。カルダノ(ADA)もわずかに下落し、0.145ドルで取引されている。

ビットコインのドミナンスは現在、60.9%と低水準を推移している。

アルトコインに勢い

BANDは10日、仮想通貨Huobiグローバルでの上場を受けて、時価総額が一気に上昇。8月10日午前8時頃には15.1ドルと1ヶ月で10倍近くに増加した。

BANDはWeb3.0アプリケーションのためのデータガバナンスフレームワーク。ERC20トークンであり、コンセンサスアルゴリズムにdPoS(Delegated Proof of Stake)を採用している。Certikとパートナーシップを結んでいる。

さらにチェインリンク(LINK)も急騰をみせ、14ドル以上に上昇。時価総額でビットコインSVを抜いて6位に浮上した。上昇の背景として、先物市場でのショートコントラクトのスクイーズが原因である可能性が指摘されている。上昇により、LINKのファンディングレート(資金調達率)は0%以下を推移し、ー0.02%付近まで下がった。

仮想通貨の先物市場では、ロング(買い)とショート(売り)のバランスを保つために「ファンディング」という仕組みが取り入れられている。もしショートが多くなれば資金調達率はマイナスになり、ショートしているトレーダーはポジションの一部でロングのトレーダーに補償を支払う仕組みだ。

 

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン