ビットコイン(BTC)は11月26日に19,500ドル付近で価格の揺り戻しが発生し、わずか数分で1,000ドル下落した。
BTC価格は一時17,250ドルに
コインテレグラフ・マーケットとトレーディングビューのデータは、ビットコインが対ドルレートで大きなボラティリティに直面したことを示している。
ビットコインは19,500ドルの高値に達した後、ビットコインは17,250ドルまで急落。その後、価格は反発した形となっている。

多くのアナリストは、ビットコイン価格が調整に直面する可能性について警告していた。たとえば、CBBCに出演するブライアン・ケリー氏や仮想通貨トレーダーのトーン・ベイズ氏は、14,000ドルまで下落するとの予測を示していた。
一方、いくつかの指標も調整の可能性を示唆していた。たとえば、仮想通貨市場のセンチメントを測る恐怖・強欲指数は、11月を通じて記録的な高水準となっていた。

取引所での売り圧力懸念
突然の価格下落は、大口投資家が取引所に預けるBTCの額が上昇したことと連動していた。これはおそらく、ビットコインの過去最高値である2万ドル付近で利益を確定させようという動きがあったためとみられる。
「全ての取引所での平均流入は数時間前から増加していた。これはクジラがBTCを取引所に預け入れたことを示唆しちえる」と、オンチェーン分析を手掛けるCryptoQuantのキ・ヨンジュCEOはツイッターで指摘している。
「しかし、長期的なオンチェーン上の指標は、買い圧力が優勢であることを示している。今後数日で2万ドルを突破できると思う」

ビットコインのテクニカル指標は今後の強気相場を示唆しているが、3日間後に予定されているマイニングの難易度調整は7.3%の上昇となっており、ハッシュレートは上昇し続けている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン