3月14日の米国市場オープン後、米国経済指標発表を受けてビットコイン(BTC)価格は急落した。

インフレ懸念再燃でFRB利上げ長期化の見方強まる
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、BTC価格は数時間の間に史上最高値から71,200ドルまで急落し、執筆時点でも反発の兆候は見られていない。
2月の米生産者物価指数(PPI)は予想を上回り、高インフレが長期化する懸念を再燃させた。これは、2日前に発表された米失業保険申請件数と消費者物価指数(CPI)と合わせ、FRBにとって問題となる状況を浮き彫りにした。

金融評論家のテッドトークスマクロ氏は、これらのデータを受けてFRBは「金利をより長く、高く維持する」だろうと予測。3月20日開催予定のFOMC会合では、利下げは行われない見込みだ。
「ひとつだけ言えることは、現在の市場を動かしている主な要因は、マクロ経済指標よりも機関投資家の動向や仮想通貨規制の明快化にあると考えている」と、同氏は投稿の一部で主張した。
CMEグループのFedWatch Toolによる最新の推計によると、5月のFOMC会合での利下げ確率は、執筆時点ではわずか6.2%だ。

「価格発見が待っている」ビットコインは重要レンジを超える
BTC価格の全体像を見ると、人気トレーダー兼アナリストのレクトキャピタル氏は冷静な見方を維持している。
同氏は、史上最高値更新後は上下動が激しくなるのが常であり、トレンド継続前に「方向性」が定まる必要があると指摘。「ビットコインが史上最高値をブレイクするたびに、価格が途切れることなく上昇トレンドに入るわけではない」として次のように説明した。
「過去、BTCは過去のATH(史上最高値)付近で上下動が激しかった。しかし、その動向が落ち着けば、新たな価格形成が始まる」

トレーダーのジェレ氏は、現在のビットコインの価格パターンは、米国市場開始時間帯は弱含みだが、その後は回復基調になると分析している。
最初にこの現象について言及したのはトレーダーのダアン・クリプト・トレーズ氏で、「ビットコインは米国市場開始時間の前後に最も変動が激しい」と指摘した。
「特に最近の急落は、市場開始時(ETF取引開始時)に毎回起きている。米国市場後半とアジア市場では、これらの下落から回復している」とダアン氏は述べた。

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