ビットコイン(BTC)の価格は小幅ながら上昇の動きを見せている。足元では7260ドル近辺で取引されている。ほかの主要通貨も上昇となっており、仮想通貨全体の時価総額は1980億ドルに達している。

週間では3.2%の下落

 

出典: TradingView BTC/USD 週間チャート

週間で見ると、ビットコインの価格は月曜朝の7520ドルから3.2%下落している。今週、50週と100週の移動平均線がクロスした。これは通常、マーケットが強気トレンドに移行するサインだ。しかし、現状ではビットコインは100週間移動平均を下回っており、7600ドルのレジスタンスを突破することができていない。

強気相場に転換したことを明確に宣言できるようになるには、7600ドル以上への上昇が重要となる。現在、取引量は減少傾向にある。これは下降トレンドでの売り圧力も全般的に不足していることを示唆するものだろう。7600ドルに回復する可能性も残されている。

移動平均線をもとに分析するMACD(移動平均収束拡散手法)ではゼロを下回っている。これは弱気のシグナルだが、ヒストグラムを見ると強気のダイバージェンスがみられる。これは、下落方向のモメンタムが低下していることがわかる。

出典: TradingView BTC/USD デイリーチャート

デイリーチャートでみれば、ビットコインは依然として7200ドルがサポートとなっている。ここは取引量が最も多い価格帯でもある。このサポートを破られれば、6500ドルまで下落する可能性が出てくるため、注意を払うべきポイントだ。

出典: TradingView BTC/USD 1時間チャート

1時間のチャートを見ると、ビットコインは丸みを帯びた底を形成していることがみてとれる。これは上昇方向に上抜けようと試みるプロセスにあるといえるだろう。

MACDとRSI(相対力指数)がゼロを超え、強気の組み合わせになれば、週末にかけて7400ドルをトライすることになるかもしない。週末の値動きは、週明けになるとすぐに反転する傾向があるため、週末の上昇は短命になる可能性がある。

相場のセンチメントは?

出典: TradingView BTC先物 1週間チャート.

CMEのビットコイン先物は現在、スポット価格よりもわずかながらプレミアムがついて取引されている。先週は割引で取引されていたため、トレーダーは一般的に現在と比べてビットコインの将来価格に中立であることを意味するだろう。

「トレーダーズコミットメントレポート」は、米商品先物取引委員会(CFTC)が発行するレポートだ。様々な市場参観者の保有状況を記録している。

これによれば、現状、個人トレーダーはビットコインの価格に最もポジティブだ。プロのトレーダーはネットロングからネットショートに移行しており、機関投資家はショートのままだ。しかしエクスポージャーには顕著な変化が見て取れる。

出典: alternative.me 「ビットコイン恐怖・欲望指数」

一方、ビットコインの恐怖欲望指数は22で「極端な恐怖」となっている。ヒストリカルにみて、低いセンチメントスコアと価格反転の間には相関関係がみられている。価格が反転する際には、指数が22を下回ったときにみられた。

全体的に、ビットコインが下落トレンドを逆転させる初期段階にある可能性がある。週末に強気の動きを見せることもある(ただし、これは一時的なものである可能性が高いが)。

年末に入ったが、個人投資家のセンチメントとポジショニングを見ると、それほど動揺していないことを示唆している。もちろん、ビットコインと仮想通貨相場が根本的に上昇トレンドに動く前に、もうひと波乱ある可能性は依然としてある。

 

ここで表明された見解および意見は、著者自身のものであり、コインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資と取引にはリスクが伴います。投資判断を下す際には、独自の調査を実施する必要があります。