ビットコイン(BTC)は最近6万4000ドルを下回り、短期保有者の実現価格を割り込んだ。仮想通貨分析会社クリプトクアントによると、さらなる下落を招く恐れがあるという。
「ビットコインは重要なサポートレベルである6万5800ドルを下回り、現在6万4000ドルを下回っている」と、クリプトクアントは6月21日のX投稿で書き、「この閾値を下回ると、6万ドルへの8%から12%の調整が見込まれる」とクリプトクアントは付け加えた。
コインマーケットキャップのデータによれば、このレベルは5月3日以来の水準となる。その時ビットコインは5万9,122ドルで取引されていた。
6月22日、ビットコインの最近の下落は2%の減少を見せ、6万3442ドルまで下がり、その時点での短期保有者の実現価格である6万4230ドルを下回った。短期保有者の実現価格(STH-RP)は、155日以内にビットコインを保有するより投機的な保有者の総合コストベースであり、トレーダーにとって重要な指標だ。

2023年初頭以来の強気市場の多くでそうであったように、この短期保有者の実現価格は堅固なサポートとして機能してきた。しかし、最近数週間でビットコインの価格はSTH-RPを何度もテストしていたが、このレベルが破られたことは、トレーダーの間でビットコインの価格がさらに下落する可能性があるとの懸念を引き起こしている。
「ビットコインの短期保有者の実現価格は、上昇トレンドの市場では一般的にサポートとして機能する」と、匿名の仮想通貨トレーダーであるクリプトシーザーは6月19日に指摘している。
6万ドルへの下落は、コイングラスのデータによれば、164万ドルのロングポジションを一掃することになるだろう。
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