ビットコイン(BTC)は金曜日、15カ月ぶり安値となる6万ドル割れから11%反発し、6万5000ドルを上回った。市場の関心は機関投資家による押し目買いに移っている。

BTC急落で11億ドルのロングポジションが清算
ビットコイン価格は木曜日に一時6万ドルまで下落し、15カ月にわたる強気相場の上昇分をすべて消し去った。一方で、投資家は下落局面での買い増しを進めた。
2025年10月6日に記録した史上最高値12万6000ドルからの下落率は50%に達し、デリバティブ市場では大規模な清算が発生した。
コイングラスのデータによると、過去24時間の仮想通貨清算額は約26億ドルに達し、そのうちロングポジションが21.5億ドルを占めた。ビットコイン単体では11億ドルのロングポジションが清算された。

押し目買い勢がついに動き出す
バイナンスが2018年7月に設立したユーザー資産保護のための保険基金セキュア・アセット・ファンド・フォー・ユーザーズ(SAFU)は、1BTCあたり約6万5000ドルで3600BTC、総額2.5億ドル相当を追加購入した。
先週、バイナンスは今後30日間でSAFU準備金10億ドル分をビットコインに転換する方針を発表している。今週初めには約100万ドル相当の1315BTCを購入しており、残る5.65億ドル分が今後転換される見通しだ。
仮想通貨ヘッジファンドも押し目買いに動いている。ビットワイズのデータによれば、世界の仮想通貨ヘッジファンド全体の市場ベータは、ビットコイン下落局面で「過去2年で最高水準」に達したと、同社欧州調査責任者のアンドレ・ドラゴシュ氏が金曜日にXで明らかにした。
「これは世界の仮想通貨ヘッジファンドがBTCへの市場エクスポージャーを拡大していることを示している」と同氏は述べた。

また、木曜日にETFの取引高が記録的水準に達した一方で、純流出は限定的だった点について、米国の現物ビットコインETFでも「相当量の押し目買いがあった」ことを示唆していると指摘した。

200週間移動平均線が最後の防衛線か
BTCが6万ドルを割り込んだことで、トレーダーの間ではどこで底打ちするのかが焦点となっている。
トレーダーのジェル氏は金曜日のX投稿で、「BTCは前回サイクル高値を試し、今のところは小幅に反発している」と述べた。
同氏によれば、5万8000ドルから6万2000ドルの重要な関心ゾーンを維持できるかどうかが、さらなる調整を避ける鍵となる。
「ここで土台を固め始めるのか、それとも再び下落するのかを見る局面だ」と述べている。

5万8000ドル水準は、BTC価格の重要なサポートとされる200週間単純移動平均線と一致すると、MNキャピタル創業者のミヒャエル・ファン・デ・ポッペ氏は指摘した。
木曜日の1万ドル下落が過去最大の出来高を伴う足だったことから、「現時点ではそこで底を打ったと仮定できる」と同氏は述べた。
「価格がやや反発すれば、大きな下ヒゲが形成されるだろう。投げ売り局面ではいつも見られる動きだ」と付け加えた。

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