ビットコイン(BTC)は7月4日に2%以上の下落を記録し、重要なサポートラインを試す展開となった。

BTC/USD 1-hour chart. Source: TradingView

「スポット売り」でBTC下落

トレーディングビューのデータによると、ビットスタンプで一時57,885ドルの安値を記録した。市場のネガティブな市場心理とスポット市場からの安定した売りが、ビットコイン強気派にとって好ましくない状況を作り出した。

CoinGlassのデータによると、記事執筆時点での過去24時間のBTCロングポジションの清算額は約6000万ドルに達している。

BTC liquidations (screenshot). Source: CoinGlass

仮想通貨トレーダーのスキュー氏は、BTC/USDが10か月ぶりに200日間移動平均線(MA)を下回ったと指摘した。

「63,800ドル付近でのトレンド拒否と反落以降、スポット売りがこのトレンドの主な推進力である」とX投稿で説明した。「したがって、この時間枠の長い移動平均線が市場のシステマティックなトリガーとして機能するためには、市場需要と反転の兆候を確認する必要がある。さもなければ、ボラティリティとモメンタムが下落方向に加速する」

BTC/USD 1-day chart with 200MA. Source: TradingView

200日間MAは記事執筆時点で58,400ドルに位置しており、反発後にはスポット価格よりわずかに下回っている。

DecenTraderは、価格がさらに下落した場合に5万ドル付近で大量のロングポジション清算が待ち受けていると予想している。「もしビットコインが下落するなら、5万1000ドルから5万2000ドルの範囲が3倍、5倍、10倍のロングポジションの流動性が多いエリアだ。上方向には、ショートポジションの流動性が7万6000ドルから7万8000ドルにある」とのべた

Bitcoin liquidation map. Source: DecenTrader

240億ドルの売り圧力

一方カプリオール・インベストメンツの創設者であるチャールズ・エドワーズ氏は、最近の下落を引き起こした明確な要因を指摘している。

エドワーズ氏はオンチェーン分析会社グラスノードのデータと共に、ビットコインは年間を通じて顕著な売り圧力にさらされていると主張した。1月に開始された米国のビットコイン上場投資信託(ETF)は、その影響を吸収できていない。

「これが我々がまだ急騰していない理由である。セイラー、マイケル・デル、ETF。すべてノイズである」とXのフォロワーに語った。「ビットコインの4つの最も重要なプレーヤーのデータを見ると、2024年に市場に240億ドル相当の純流出がある」。

Bitcoin net flows since ETF launch. Source: Charles Edwards

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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