ビットコイン(BTC)の価格は、心理的な壁だった2万ドルを突破して後もさらに上昇し、ついに2万1000ドルを超えた。

記事執筆時点ではビットコインはコインベースで2万1569ドルまで達した。マイクロストラテジーが9月にビットコインを準備資産にすると発表した時にはBTCは1万1000ドル以下だったが、その価値はこの4月で2倍になったことになる。
しかし、すべての投資家が成功したわけではない。米メディア Barstol Sports 創業者のデイブ・ポートノイ氏は8月に保有するビットコインを売却したと報告している。ポートノイ氏は、BTC価格が1万2000ドルだったときに、少なくとも20万ドル分を購入していたが、同じ量のビットコインは現在では36万ドル以上の価値がある。
2万ドル以下でBTCを買う最後のチャンス?
仮想通貨企業セルシウスネットワークのアレックス・マシンスキーCEOは、BTC価格がすぐに下落する可能性が高いと予測し、それが2万ドル以下でBTCを買う最後のチャンスになるかもしれないと述べている。
「2021年後半に3万ドルのレンジに突入する前に、少なくとも半ダースは2万~2.2万ドルのレベルにアクセスするので、落ち着くべきだ」と、マシンスキー氏は言う。
「私は、週末に取引高が少なかったり、悪いニュースが出てきたきに、再び1.4万~1.6万をテストすることになると思っている。私たちのほとんどが2万ドル以下でビットコインを購入できるチャンスは、おそれくこれが最後になるだろう」
足元の強気の上昇に伴い、仮想通貨でショートポジションを取っていた投資家は、そのポジションを清算させられることになった。仮想通貨取引所Bybitのデータによると、過去24時間で6億3000万ドル以上のビットコインが清算された。グラスノードは、大手取引所バイナンスでビットコイン先物で約9500万ドルの清算があったと報告している。
Liquidations of short positions on #Binance in the past hour: $94,293,438#Bitcoin
— glassnode (@glassnode) December 16, 2020
Chart: https://t.co/sF5leWOdat pic.twitter.com/Ch3PWrkLhQ
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン