10月22日、ビットコイン(BTC)価格は、10月1日から始まったノンストップの上昇によってちょうど55%上昇したことで利益確定の動きが出て、一部トレーダーが「保ち合いフェーズ」と呼ぶものになった。

Cointelegraph Markets ProTradingViewのデータによると、22日の売りの波によって、ビットコイン価格のサポートは63,300ドルから60,000ドルにまで下落した。

BTC/USDT 1-day chart. Source: TradingView

“BTCはより高値に向けた準備ができている”

現在の値動きは、仮想通貨インテリジェンス企業であるデセントレーダーにとっては歓迎すべき展開という。プロシェアーズのビットコイン戦略ETF(BITO)とヴァルキリーのビットコイン戦略ファンド(BTF)の立ち上げによって、「ビットコインは2021年第4四半期でさらに上昇する可能性が高い」とみている。

デセントレーダーは、過去の最高値更新の歴史を指摘し、「ビットコインが過去の最高値を破って、高値を継続することに失敗した例はゼロだ」と強調した。

同社の分析によると、現在のビットコインのフラクタルパターンは「ビットコインが次の目標が72,000ドルになることを示唆している。その後、88,000ドルが視野に入ってくる」。

過去数日間にみられたデリバティブ資金の急増は、現在「よりバランスの取れたレベルにリセット」されており、建玉は上昇トレンドに沿ったままであり、より大きな調整のリスクを減らすことになったと指摘している。

デセントレーダーによれば、「週末の上昇は65,000ドルで抵抗に直面する可能性がある」。

「価格は重要なポイントにある。50,000ドルに向けた調整は、ビットコインが次の段階に進む準備ができていることを示す建玉の増加と相まって、安値での資金流入と価格上昇の機会になるだろう」と指摘している。

BTCは金のように取引されるか

金融アナリストは、ビットコインETFの登場を最初の金ETFの登場とを比較している。

ブルームバーグインテリジェンスによると、「新しいプロシェアーズのビットコイン戦略ETFへの強力な流入は、スプレッドを狭め、ボラティリティを圧迫することになり、裁定取引を行うトレーダーの需要と供給を抑圧することになるだろう」。

ブルームバーグインテリジェンスは「私たちはBTCが金のように取引される道に進んでいるとみている」と指摘している。

Bitcoin futures vs. Gold futures. Source: Bloomberg Intelligence

56,000ドル~59,000ドルへの短期的引き戻し

短期的にBTCがどのような値動きとなるか。コインテレグラフの寄稿者であるアナリスト、マイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏は、次のチャートを示し、56,000~59,000ドルがサポートになると考えている。

BTC/USD 2-hour chart. Source: Twitter

同氏によると、64,000ドルのゾーンは価格が上昇するために「決定的なレベル」だったが、それはできなかったため、「調整措置がとられた」。

その上で「全体として56,000ドルから59,000ドルが購入するのに適した場所となるだろう」と指摘している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

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